ゲームのこと書くね

ゲーマー未満の人がだらだらゲームのことを書く日記。R18多め注意。

HELLTAKER

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めっちゃくちゃテンポよくて面白い。なんでこのゲーム無料なんですか。

ポーランドゲームクリエイターさんによって作られた倉庫番っぽいパズルゲーム。といっても私倉庫番は未プレイです(こんなのばっかりだな)。私が遊んだことのある中ではFCの『アドベンチャーズ・オブ・ロロ』っぽい。

ここ数日Twitterとかでめちゃくちゃ流行っている感じがありますが、なんでなんですかね。すごく手軽だし、すごく面白いから納得ではあるんですが。

悪魔っ娘のハーレムを作れという夢のお告げを受けた主人公が地獄に降り立って、数々の悪魔っ娘を連れていく、というのが一応ゲームストーリー。

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この導入、最高に常軌を逸していて最高に最高だと思いませんか。テンポが良すぎる。「悪魔の娘っ子とイチャつけるんだ、俺のタマくらい安いもんだ。」という日本語訳も本当にすばらしい。この翻訳は公式ではなく、有志の方によるいわゆるMOD。すごい。

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こんな感じの倉庫番クローン。主人公にできることは上下左右への移動と、画面中央に3体見える牛みたいなモンスターを蹴り飛ばすこと、それに画面下部に見える石を蹴って移動させることのみ。右下に見える悪魔っ娘の元までたどり着ければステージクリア。

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パズルをクリアするとこんな感じでアドベンチャーシーンになります。一応選択肢があって、基本的には間違った選択肢を選ぶとデッドエンド。一応どちらを選んでも大丈夫な娘もいますが。

悪魔っ娘のイラスト、そこはかとなく道満晴明さんっぽさがあるな、と思ってたらTwitterでルシファーのイラストあげてらっしゃってて笑う。

ステージは全部で9ステージ。ラストステージでは、倉庫番クリア後にシューティングっぽいステージも用意されています。

本作がパズルゲームとして一種革新的だな、と思ったのが、パズル部分をメニューからスキップできること。パズルが苦手でもアドベンチャー部分だけを楽しめる、という思い切った仕様。でも、そこまで難易度が高いわけではないので、パズルも遊んだほうが絶対楽しいと思いますけれど。

ルシファーもめちゃくちゃ可愛いんですが、個人的にはエピローグのエピソードも含めてモデウスちゃんを一推ししたい。

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(R18)1room -家出少女-

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今日はパルティア教団さんの同人ゲーム「1room -家出少女-」について。パルティア教団さん、先日法人成りされたこともあって、同人とは? という感じもするんですが。商業と同人の境界って、以前に比べても曖昧になっている気がします。

ちなみに、私も以前所属サークルで全年齢向けADVを制作してコミケで頒布したことがあります(唐突な自分語り)。

話をもとに戻しますと、本作は「同棲生活シミュレーション」という公称ジャンルのとおり、主人公(30代社畜)の一人暮らしのワンルームに転がり込んできた少女との同棲生活をシミュレーションするゲーム、ということになるのかな。シミュレーションというかファンタジーですが。

だいぶ以前に購入し、ほとんどのイベントも開放してほぼクリア状態だったのですが、Fanzaの遊び放題プラスの時間を取られたり、なんだかんだでつい最近最後のイベントを開放したので、よいタイミングなのでちょっと書こうかと。


本作は事情ありげな女子校生を主人公が家に連れ込むところから始まります。はじめは1週間の期間限定、という設定なのですが、正しくフラグを立てることによって無期限の同棲生活に突入します。

無期限の同棲生活に突入した時点で、基本的にはゲームオーバーになる可能性はなくなるのかな。それまでは2か所ほどバッドエンドになる可能性がありますが、基本的に彼女に関心をもってジェントルにふるまえば問題ない感じ。

音声はパートボイス。エッチシーンについてはフルボイスという感じ。ヒロインの声を担当されているのが佐倉もも花さんなんですが、先日プレイした『少女グラフィティ』の愛子奈々も担当されていたこともあって、個人的には印象深いです。

本作の特筆すべき点としては上のスクリーンショットからもわかるとおりの優しい背景のタッチと、ヒロインの可愛らしさとエロさ。エッチシーンは佐倉さんの演技と相まって非常にエロティックな感じです。あと、たまに口が三角になる。あの描き方が苦手な人だとちょっとアレかもしれませんが、私はけっこう好きです。

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ゲームの仕組みについては、夜のシーンでの主人公とヒロインのやりとりがメインになります。会話をしたり、お風呂に入ったり、エッチに誘ったりといったことを繰り返しながら、フラグを立ててイベントを見たり、ヒロインの各種ステータスを上げたり下げたりしていく感じ。

ヒロインのステータスについては初期状態ではマスクデータなのですが、あるアイテムを入手することで見られるようになります。イベントのフラグについてはアルバムページにヒントがあったり、イベントが回収できる選択肢には印が出たりするので比較的見つけやすいです。

イベント回想は17個。一部のイベントはひとつのイベントが複数の回想に分かれていることもありますが、そういうのを別にカウントして17個です。そのうち3つはアップデートで追加されたもののようです。

体験版で冒頭の数日間を遊べるので、試してみて面白いなあ、と思われたら必買ですね。

以下短いですがネタバレ。未プレイの方は見ないこと推奨。

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逆転裁判 蘇る逆転

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steamで『逆転裁判123 成歩堂セレクション』が半額セールになっていたタイミングで買ってみました。本作はDS版の『逆転裁判 蘇る逆転』『逆転裁判2』『逆転裁判3』をまとめたものとして3DSで発売されたもののsteam移植のようです。

セール価格は1,600円ほどなのでめちゃくちゃお得なのでは。まあ、第1作が発売されたのはもう20年ほど前なので、もはやレトロゲーの範疇に入るのかもしれないですが。私はシリーズ作品は4を友人に借りてほんの少し触ったことがあるだけで、ほぼ未プレイでした。

「蘇る逆転」部分をクリアしたのでとりあえず感想を書きます。クリアまでは19時間程度。「蘇る逆転」で追加されたという第5話がけっこうボリュームがありました。


法廷パートと探偵パートに分かれているシステムだとか、法廷パートの「ゆさぶる」と「つきつける」の仕組みなんかについては、ネットでもいくらでも調べられるので省略。感想だけサクッと書きます。

システム面でいうと、バックログはつけてほしかったなあ、というのがありますね。途中で中断してまた遊びはじめたとき、これまでどういう展開だったっけ、というのを確認したい。


法廷パートについては、「これだ!」っていう証拠をうまくつきつけることができると非常に快感があります。一方で、あまり確信を持てないというか、消去法でいくとまあ、これだろうな、程度の証拠をつきつけざるを得ない場面も多く、そういった場合は微妙にすっきりしない場面も。

主人公より先にプレイヤーである私が真相を読めてしまう場合もあったんですが、あくまでもその場その場の証言に対する矛盾点をつきつけていく必要があるんですよね。2歩くらい先走ってしまうとうまくいきません。

また、このムジュンを突っ込むと、結果的に墓穴になるのでは……みたいな場面でも突っ込まないと話が先に進まないので、分かっていながらつきつける必要があることもあります。

あくまで、眼前の証人の発言と、手持ちの証拠品の矛盾点を突っ込み続けるゲーム、と割り切る必要があります。

また、「ゆさぶる」については意外なところでゆさぶることで新しい証言が出てきたりして面白いシステムなんですが、結果的に証言の全部の部分をゆさぶりつづけるゆさぶりゲーになりがち。

探偵パートは少々めんどうくさいお使いゲームというか、ファミコンアドベンチャーゲームを彷彿とさせますね。サクサク進むときはサクサク進むんですが、詰まっちゃうときは結構詰まります。

また、場所を移動する際、目的の場所に直接移動できないことがあり、いくつかの地点を経由してやっと目的地にたどり着けるケースが多々あります。まあ、そのおかげで経由地点で新しいイベントが発生することもあるんですが、この辺、もう少しスマートにならなかったかなあ、と。ファミコンアドベンチャーゲームに対するオマージュの意味もあるんですかね。

商品説明には「グラフィックをパワーアップし」とあるんですが、今見るとやっぱりちょっと古い感じはあります。ただ、別にゲーム自体の面白さは変わりませんね。

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個人的には真宵のこの表情というか、しぐさというかがとても好き。

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Fanzaのゲーム遊び放題プラスを試してみた

Fanza(旧DMM)のゲーム遊び放題プラスが期間限定で14日間無料になっていたので、試しに登録して遊んでみました。そのまとめエントリです。

dlsoft.dmm.co.jp

14日間といっても、その間ゲームばっかりやっているわけにもいきません。ただ、せっかくの機会だったので、今回空いた時間の多くは対象のゲームを遊ぶことに費やしてみました。ゴールデンウィークもあったり、外出自粛もあったりで、普段より時間がとりやすいということもありましたし。

14日間でクリアまで遊べたゲームはフルプライス2本、ミドルプライス2本、同人の小品2本といったラインナップでした。フルプライス2本といっても、うち1本はかなりボリュームの小さい作品だったので、実質的には1+3+2という感じ。


遊んだゲームは以下のとおり。個別に記事を書いているゲームについては過去記事へのリンクをはります。

フルプライス
ちぇ〜んじ! 〜あの娘になってクンクンペロペロ〜

mounosany.hatenablog.com

いたずら極 〜リアル〜

インターハートから2008年に発売された3DCGの痴漢ゲーム。1996年に第1作が発売された人気シリーズみたいなんですが、3DCGになったのは本作からのようです。

2008年という時代を考えると仕方ないのですが、CGが割とカクカクです。また、ゲーム性や操作性もあまり良くなくて、予算のほとんどを3Dに費やしたんだろうなあ、というのが伝わってきます。

当時としては挑戦的だったんだと思いますが、3DCGの質はどうしても最近の作品とは比べるべくもないですし、ゲーム性という意味では2DCGですが同人でもベルゼブブさんの『痴漢の極み』あたりのほうが面白かったりするので、今プレイするとなかなか辛いものがあります。

まあ、それでもサクッと遊べるだとか、痴漢されるキャラクターの反応がけっこういい、という優位性は今でもありますけれども。

ミドルプライス
女装山脈

mounosany.hatenablog.com

少女グラフィティ

mounosany.hatenablog.com

とくに『少女グラフィティ』は完全にノーマークだったんですが、素晴らしかったです。良くも悪くも非常に心に残りました。

同人
おもら神官ちゃんダイレクト

mounosany.hatenablog.com

ハメパコ王様ゲーム 〜合コン居酒屋編〜

ソーラレイさん制作の王様ゲームシミュレーション(?)ゲーム。王様ゲームの王様になって、ギャル2人と野郎1人(+主人公)に対してエッチな命令をどんどん出していくゲーム。

15回の命令を終えたあと、どんなフラグを立てていたかで5種類のエンディングに分岐します。うち1種はいわゆるバッドエンド。

場の雰囲気があったまっていくにつれてどんどん過激な命令が出せるようになるシステムや、キャラクターと命令の組み合わせによる差分が結構あったりして、値段程度には楽しめます。

一方で、フラグの立てかたが(特にハーレム、乱交エンドについて)分かりづらいのが最大の欠点。セーブをこまめにしつつ何度か遊んで全部のエンディングは見られましたが、いまだにどこでハーレムエンドと乱交エンドが分岐したのかよくわかってません。

個人的には、ゲーム内ですでに出した命令によって、次の命令での台詞が変わったりしたら最高だったんですが、実際はひとつの命令とキャラの組み合わせによって再生されるイベントは1種類だけです。

まあ、その辺を実装しようとするとフラグ管理がめちゃくちゃ面倒くさくなるし、とくにテスト工数が膨れ上がるし、テキストの量も膨大になることがたやすく想像できるので、この価格帯の同人ゲームにそれを求めるのは贅沢ですね。


こんなところです。

これで1ヶ月2,980円ならかなりお得ではあるんですが、今回みたいなペースでずっと遊び続けるのは不可能ですし、遊びたいゲームもそこまでたくさんないので…… 気になっていたタイトルがラインナップにいくつか並んだタイミングで入会して、一気に遊んで退会する、みたいな使い方をおすすめします。

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(R18)少女グラフィティ

タイトル画面

あー、これダメなやつだ。こういうタイプのストーリーって私ものすごく引きずるんですよ。登場人物が周りの環境とか、貧困とか、そういうアレでどうしようもないところに雁字搦めになるやつ。構成にはけっこう粗はあるんですけどね。

レーベルpure moreの「少女グラフィティ」。Fanza Gamesの遊び放題プラスの、たぶんひとまず最後のプレイ作品になるかな。お試し期間でひとまず退会しようと思うので。

単純に絵柄に惹かれて遊んでみたんですが、なんとも言えない、もやもやの残る物語でした。たぶんそれはライターさんが意図したもやもやなので、作品としてはかなり成功しているんだと思います。

最近の作品らしく画面サイズが16:9のワイドサイズ。私が遊んだことあるエロゲーでワイドサイズだったのって、『装甲悪鬼村正』以来。当時、ワイド画面だったことが結構話題になってた気がしますけど、最近だと多いのかな。

一応アドベンチャーゲームなんだと思いますが、選択肢もほとんど登場せず、ほとんど絵と音楽つきの小説って言ったほうが良いような気がします。分岐が少ない分、ミドルプライスながらそれぞれのルートの文量は結構あります。オープニングムービーが始まるまでさえ、4時間半かかりました。

エロシーンが多く、長いです。ストーリーにも結構力が入っているんですが、本当にエロとエロの間に物語が進行していく印象。さらに2回戦、3回戦と続くことも多く、シーンも省略されないもんだから、本当に長い。主人公の射精までのカウントダウンも表示されるし、基本的には抜きゲーなんですかね。それにしてもこの主人公、絶倫すぎでは。

エロシーンでは台詞が表示されていないときも喘ぎ声のボイスがループされているのが印象的。これはたまにありますね。

絵柄についていうと、女の子たちが肉感的でとても好みです。エロシーンで複数枚の1枚絵を細かく切り替えることで簡易的にアニメーションっぽくしているのは、面白い演出だと感じます。回想モードで見るとよくわかるんですが、細かな差分がめちゃくちゃ多いんですよね。

舞台は台詞中では東北地方の町、としか表現されていないけれど、明らかに仙台です。背景のCGにも「仙台」って書かれているところが1か所あります。仙台、2回くらいしか行ったことがないので、あまり印象はないのですが、土地鑑があるともっとリアリティが持てたかもしれません。というか、これまでこれといった印象がなかった(友人の出身地ではあるのですが)こともあって、牛タンと伊達政宗と「少女グラフィティ」の町っていう印象になりそう。

システム面ではエンターキーや左クリックでオートが解除されないので、オートの速度を低速にして、地の文や主人公の台詞はエンターキーで先送りすることによって、ボイスのある台詞だけオートで送ることが可能になります。このシステム、地味にあんまり見かけない気がするけれど、私のようなボイス全部ちゃんと聞きたい勢には便利。プレイ時間は13時間程度でした。

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攻略対象ヒロインは画像左から国見佐彩、愛子奈々、東照宮朱美の3人。全員主人公の同級生です。エンディングは3種類でハーレムルートはありません。

以下、各ルートについてネタバレありで簡単に感想を書きます。絶対にネタバレは読まないでプレイしたほうがいいです。読まないでください。忠告はしました。

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Project Highrise

タイトル画面

たまには普通のゲームのことも書かないとですね。というか、Fanza Gamesのプレイ放題プラスの体験期間中に1本でも多くのゲームを遊ぼうと考えたせいで、やたらとそういうゲームのプレイ日記が集中してしまいました……

ということで、今回はProject Highriseです。ビルを建設して経営する、「ザ・タワー」みたいなゲーム、だそうです。といっても、私は「ザ・タワー」は未プレイなんでいまいちわからないんですけれど。

本作はニコニコ動画の「佐藤と鈴木はビルを建てる」シリーズで知りました。こちらの動画です。

www.nicovideo.jp

佐藤と鈴木の軽妙な掛け合いが面白いのでぜひ。

テナントを入れて収益を確保し、その収益でテナントが満足する設備やサービスを設置し、さらにテナントを入れて収益を拡大し…… これを延々と繰り返してビルをどんどん大きくしていくのが本作の基本的な目標です。

明確なゴールは設定されていないようなので、自分が納得のいくまでビルを大きくしたり、ビルのデザインなどに手を入れたりすることができます。

テナントには大きくオフィスと住居、レストランと小売店があるんですが、収益が安定するまではどうしてもオフィス中心になります。というか、こだわりがなければオフィスだけでも経営は成り立ちます。レストランや小売店については、それ単体で利益を上げるというより、オフィスを誘致するための前提条件の意味合いが強いです。もちろん、単体でもある程度利益は出ますが。

オフィスや住宅にはそれぞれ建設や維持のための前提条件があり、グレードの高いオフィスや住宅ほど、さまざまな前提条件を要求されます。また、それぞれのオフィスなどには、それぞれ好む立地があるため、そのへんのバランスに頭を悩まされることになります。

とはいえ、難易度は全体的に低め。軌道に乗ってしまえばお金は勝手に増えていくので、ちょこちょこと盆栽のようにビルに手をいれながら、住民の生活を眺めて楽しむ感じになりますね。

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効率を追求すると建ぺい率ギリギリの四角いビルになりがち

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