逆転裁判 蘇る逆転
steamで『逆転裁判123 成歩堂セレクション』が半額セールになっていたタイミングで買ってみました。本作はDS版の『逆転裁判 蘇る逆転』『逆転裁判2』『逆転裁判3』をまとめたものとして3DSで発売されたもののsteam移植のようです。
セール価格は1,600円ほどなのでめちゃくちゃお得なのでは。まあ、第1作が発売されたのはもう20年ほど前なので、もはやレトロゲーの範疇に入るのかもしれないですが。私はシリーズ作品は4を友人に借りてほんの少し触ったことがあるだけで、ほぼ未プレイでした。
「蘇る逆転」部分をクリアしたのでとりあえず感想を書きます。クリアまでは19時間程度。「蘇る逆転」で追加されたという第5話がけっこうボリュームがありました。
法廷パートと探偵パートに分かれているシステムだとか、法廷パートの「ゆさぶる」と「つきつける」の仕組みなんかについては、ネットでもいくらでも調べられるので省略。感想だけサクッと書きます。
システム面でいうと、バックログはつけてほしかったなあ、というのがありますね。途中で中断してまた遊びはじめたとき、これまでどういう展開だったっけ、というのを確認したい。
法廷パートについては、「これだ!」っていう証拠をうまくつきつけることができると非常に快感があります。一方で、あまり確信を持てないというか、消去法でいくとまあ、これだろうな、程度の証拠をつきつけざるを得ない場面も多く、そういった場合は微妙にすっきりしない場面も。
主人公より先にプレイヤーである私が真相を読めてしまう場合もあったんですが、あくまでもその場その場の証言に対する矛盾点をつきつけていく必要があるんですよね。2歩くらい先走ってしまうとうまくいきません。
また、このムジュンを突っ込むと、結果的に墓穴になるのでは……みたいな場面でも突っ込まないと話が先に進まないので、分かっていながらつきつける必要があることもあります。
あくまで、眼前の証人の発言と、手持ちの証拠品の矛盾点を突っ込み続けるゲーム、と割り切る必要があります。
また、「ゆさぶる」については意外なところでゆさぶることで新しい証言が出てきたりして面白いシステムなんですが、結果的に証言の全部の部分をゆさぶりつづけるゆさぶりゲーになりがち。
探偵パートは少々めんどうくさいお使いゲームというか、ファミコンのアドベンチャーゲームを彷彿とさせますね。サクサク進むときはサクサク進むんですが、詰まっちゃうときは結構詰まります。
また、場所を移動する際、目的の場所に直接移動できないことがあり、いくつかの地点を経由してやっと目的地にたどり着けるケースが多々あります。まあ、そのおかげで経由地点で新しいイベントが発生することもあるんですが、この辺、もう少しスマートにならなかったかなあ、と。ファミコンのアドベンチャーゲームに対するオマージュの意味もあるんですかね。
商品説明には「グラフィックをパワーアップし」とあるんですが、今見るとやっぱりちょっと古い感じはあります。ただ、別にゲーム自体の面白さは変わりませんね。
個人的には真宵のこの表情というか、しぐさというかがとても好き。