ゲームのこと書くね

ゲーマー未満の人がだらだらゲームのことを書く日記。R18多め注意。

(R18)女装山脈

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このくらいならはてなブログさん的にもセーフ……でしょうか……?

『ちぇ~んじ!(略)』にひき続いてFanza Gamesの遊び放題プラスで遊んでみたのが、脳内彼女さんの『女装山脈』。攻略対象キャラクターが全員男の娘ということで、発売当初ネタとしてもそうでなくてもかなり話題になった記憶がありました。2011年発売ということはもう9年も前になるんですね。その後脳内彼女さんからは『女装海峡』という姉妹編も発売されたようなので、それなりに採算は取れたようです。

私はエロゲーやギャルゲーメーカーがつける、ジャンルとして成立していない、冗談みたいなジャンル表記が大好きです。本作は「男と男の娘はH出来るんだよAVG」です。もうわけわかんねえな、これ。とりあえず、ゲーム内容を100%正しく言い表しているジャンル表記だと思います。

メーカーの設定価格は3,800円ということで、ハーフプライス、低価格帯のゲームです。さすがにフルプライスで出すのは冒険が過ぎるということでしょうか。攻略対象ヒロイン(?)は3人。それぞれにバッドエンドとハッピーエンドがあり、本編とは完全に独立したおまけのハーレムエンドも用意されており、エンディングは6+1種類。バッドエンドについてはスタッフロールなどは表示されず、オープニング画面に戻される扱いですが、CGの回収があります。

ゲームなので、一応選択肢は存在しているのですが、実質的には1本道。どのヒロインのルートに進むかの選択肢と、バッドエンドとハッピーエンドに分岐する選択肢以外は、実質的には選択肢として機能していません。まあ、ハーフプライスですしね。プレイ時間は16時間程度でしょうか。気合入れてやれば1日でもコンプはできるでしょう。相当疲れるとは思いますが。

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ヒロインは、左から日枝田史緒、曲林静樹、古屋敷由良の3人。くどいようですが全員男の娘です。キャラクター設定としては、史緒が神社の巫女、静樹が近くに住む天涯孤独のボーイッシュ男の娘(ボーイッシュな男とは?)、由良が普段は村の外に住むお嬢様、という感じ。由良以外は男の娘が女装して男と結ばれることは当然だと考えています。

もっとバカゲー寄りかと思ってプレイしたんですが、豈図らんや、結構しっかりと設定が練られています。一時期結構はやった和風伝奇ものとか、そういう系統ですね。ヒロインたちと交流していくことによって、少しずつ彼女(?)たちがなぜ女装しているのかとか、村の謎が明らかになっていくタイプの構成です。

基本的にはヒロインが男の娘、という1点を除けばけっこうオーソドックスな恋愛アドベンチャーゲームだと言えます。まあ、その1点こそが本作の本作たる所以なわけですが。ボイスもちゃんと(?)女性声優さんが担当しているということもあって、ストレートの人間が遊んでもちゃんと「使える」感じはあります。とはいえ、私はもともと女装男子エロ本とかも好きなので、あまり確言はできませんが。そして、一枚絵では肩のあたりとか、ちゃんと少年として描かれているのもポイント高いです。

絵といえば、由良ガーターベルトを付けている立ち絵があるんですが、ちゃんとパンツの下につけているのが地味にグッド。

主人公からの奉仕シーンもありますが、主人公が挿入されるシーンはありません。基本的に主人公がタチですね。主人公は精神的には基本Mなんですが。

物語の謎を明らかにしていく、という意味ではおすすめの攻略順は静樹→由良→史緒の順番ですかね。私は史緒→静樹→由良の順番になっちゃいましたが。まあ、謎が明らかになると面白くなくなる、というような部類でもないので、好きな順にクリアすればいいと思います。

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