(R18)あまえんぼ
画面に完全にあかん感じの部分があるのでモザイクをかけています。ちなみに画面右側の部分は起動のたびにランダムで変わりますが、基本あかん感じの部分があります。
今回はドージンオトメさんの箱庭型ドット絵エロ同人ゲーム「あまえんぼ」について。価格帯は2千円弱と同人エロゲーとしては標準的な価格かな。
夏休みの1か月間、田舎の叔母さんの家に預けられた主人公が従姉のお姉さんふたりと叔母さんとあれやこれやするオネショタ、オバショタものです。オバショタって言葉あるのかな。
ストーリー展開的には結構なバカゲーです。バカゲーといっても別に批判しているわけではなくてですね。主人公のショタ、すべてが下半身に直結しているというか、下半身だけで物事を考えているというか、とにかく性格異常者です。性格異常者といっても陰湿な感じではなく、明るく最低人間です（褒めてる）。そのため、かんぜんにショタ優位のオネショタもの……とはいえ、無理やりなわけではなく、相手が受け入れてくれること前提のショタ優位であることが、本作のいいところですね。しかし、思い出作り＝セックスになってる彼の脳内はどうなっているのか……？
イベントシーンでは一枚絵も登場するものの、基本的にはドットキャラクターによって描かれるエロシーンが売り。かなり作りこまれており、動きもしっかりしているので、ドット絵エロ好きならおすすめできます。
以下、またネタバレ上等で。
↓ここから続き
メインヒロインは上の従姉でギャル系の莉音、下の従姉でいわゆる清楚系（？）の結衣、叔母の美雪の3人。音声はフルボイスではなく、何種類かの定型台詞＋あえぎ声というタイプ。
莉音についてはいわゆるチュートリアルキャラというか、はじめから手コキができたり、セックスをするための必要好感度が低めに設定されていたりします。それでもセックスまでいくには1時間程度のプレイは必要なので、それなりにしっかり遊べます。
主人公は小学生（？）なので夏休みの宿題が設定されており、ミニゲームをプレイすることで宿題が進んでいきます。ヒロインに対応する宿題を進めていくことで、好感度キャップが外されていって、好感度を上げていくことでイベントが発生する、という仕組みになっています。また、毎週末には家族全員でのお出かけイベントが発生するのですが、どこまで好感度を上げているか、どんなスキルを取得しているか、に応じてイベント内で発生させることのできるイベントが変わってきます。
はじめは主人公の最大性欲や最大体力の値が低いのでなかなか自由に動けませんが、山登りで体力の最大値を上げたり、海での視姦で性欲の最大値を上げたりすることができます。また、宿題の効率を上げるスキルや、行動回数を増やすスキルを早めにとっていくことで、中盤からはだいぶ余裕がでてきます。とくに視姦は行動回数以外の消費がなく、上がった最大性欲値分だけ現在の性欲値も上げることができるのでおすすめ。
体力を使ったり使わなかったりして性欲を上げ、エロイベントで性欲を消費することで思い出ポイントを貯め、その思い出ポイントを消費してスキルを取得していくゲームシステムは完成度が高くて、ゲームバランスも良いです。
メインヒロイン以外に複数のサブヒロインもおり、こちらはミニゲームを中心としたイベントを進めていくことでエロシーン（音声なし）が発生する、という仕組み。とくにメンコ対戦、略してメンタイのイベントは結構練りこまれた熱いエピソードからの最終的な落差が楽しいです。現在制作中のアペンドではサブヒロインにもイベントが追加されるようで、楽しみです。
メインヒロインのエロステータスについては、現状そこまで重要な役割はないようにみえますが、最大値まで上げることで寝起きフェライベントが発生するようになったり、ときおり自室でオナニーをするようになります。オナニーについては襲撃可能。
また、3P、4Pを解禁することで、ほかのヒロインが部屋にいるときにも「おねだり」をすることが可能になりますが、その際には同じ部屋にいるヒロインとの掛け合い台詞が発生するなど、こまかな作りこみが楽しい。
エンディングは全部で5パターンありますが、最後に表示される1枚絵が変わる以外の違いはほとんどありません。
エンディング後は主人公のステータス、ヒロインの好感度などを引き継いで周回プレイすることも可能です。ゲームバランスも比較的しっかりと練られていて、とくに攻略サイトを見なくても無駄なく丁寧に進めていけば一周目でサブベントをふくめたほとんどのイベントを回収することも可能。週末のお出かけイベントは3人のヒロインのうちの1人を選択する形式なので、1周ですべて見るためには直前でのセーブ＆ロードが必要になりますが。周回プレイについては完全に「強くてニューゲーム」状態なのでゲームバランスという概念はないですね。
